建築系の学校を卒業し周りの友達がみんな資格学校に通う中、私は独学で二級建築士を取ると決意しました。理由は単純にお金がなかったからですが・・・。二級建築士の試験は学科試験と製図試験の2つに分かれています。学科試験は7月、製図試験が9月です。私は学校の利があると油断していたので学科試験の勉強を始めたのが4月からでした。実際、その勉強内容はほとんど理解しているものの、もっと早く始めて入れば・・・という気持ちは常にありました。勉強しだすといつも時間が足りないのです。過去問の冊子がボロボロになるまで繰り返し解きました。結果、ギリギリの点数で学科試験を通過しました。製図試験へ向けての練習は学科試験の時と比べ物にならないくらい辛い練習となりました。4月から社会人ということもあり時間がない中で、仕事から帰って寝るギリギリまで製図板に張り付いていました。過去問と予想問題を通勤のうちにエスキスし、帰宅して製図・・の繰り返しでした。約1ヶ月半で20枚近く製図用紙を使いました。のちに資格学校へ通った友達から聞いた話では、資格学校に通っていても15枚ほどしか書かないそうでこれはある意味独学だからこそ出来たのだなと感じました。寝る時間を削っての製図が身になったのか、私の製図にかかる時間は大幅に短く一般的に言われている製図の目安時間の半分ほどでした。結果、製図試験も合格。無事二級建築士の資格を取得することができました。
もんもん (20代女性) 2016年4月 9月