私が介護福祉士を取得したのは、介護の仕事を始めて四年目の時でした。特別養護老人ホームで働いていた為、三年の経験が受験資格となりなんとなく周囲の流れで受験しました。その時は、介護の仕事をずっとするつもりなどなく、せっかくそれなりにこの仕事をしたのだから…という程度の感覚でした。実際に介護の仕事をしていたため、受験勉強もしやすくスムーズに行えました。大学受験の経験があったので、さほど困難を覚えず合格しました。その後結婚し、妊娠を希望していたため夜勤のある介護職をやめました。子供を授かり幸せに暮らしていたのですが、子供が三歳前に主人の仕事がうまくいかなくなり、働くことを余儀なくされました。この時、国家資格である介護福祉士であったことに本当に助けられました。大学で取得した中・高の教諭資格もありましたが、小さな子供のいる私には条件が厳しかったです。多くの求人やワークスタイルのある介護職は、選択肢も多く、私も家族も大きくライフスタイルを崩すことなく生活を維持することができました。なんといっても国家資格。取得できる時に取得して損のない資格だと思います。
みのみの (30代女性)2009年