介護職で働いていた時に、園内では色々な研修がありました。時には、上の人から資格を取得するように声をかけられましたが、誰かに言われたから実行する、というのが好きではないので、興味も持っていなかったのですが、たまたま立ち寄った本屋で介護支援専門員の試験対策テキストを手にとって中を見たら、介護職ならではのわかる問題と、全くわからない分野があり、そのわからない分野に非常に興味を持ちました。保険、年金、組合、施設の運営基準などの分野です。知らないことを知るのは楽しいし、その頃はまだ園内に数人程度しか介護支援専門員がおらず、一気に興味を持ちました。資格を取得したからといって介護支援専門員になろう、などとは思っていませんでした。ただ、勉強することが楽しく、自分の所属している園はどういう基準でどのような人数体制で、どのような勤務体制なのか、とか、また、自分が利用している健康保険と公務員が利用している保険の種類が違うとか、自分が疑問に感じたことがないようなことを知れて楽しかったです。資格を取得して、数年後、園内人事で在宅介護支援センターで介護支援専門員として仕事をするようになり、施設介護とはまた違った在宅介護の世界で仕事をしていますが、日々学びの毎日です。
こべっこ (30代女性) 2004年10月