精神障害者社会復帰施設で指導員を5年していたため、無資格でも介護支援専門員の受験資格を得ることができた頃の話です。同期の精神保健福祉士所持者達がこぞって受験をした翌年に、私は受験することを決意しました。最初は単なる記念受験のつもりでしたが、資格を取得することで自分の人生が大きく変わる気がしました。出願した当初は、「どうせ記念受験だから」と半分諦めのような気持ちを持っていましたが、勉強をしていくうちに「落ちたくない」気持ちが強くなっていきました。勉強は平日は2時間以上、休日は4時間以上することをルールとして、テレビを観る時間も1日1時間までとして勉強を開始しました。介護保険のことをほとんど知らなかった私ですが、勉強をしていくと「なるほど」と理解できていくものです。勉強は決して楽ではありませんでしたが、テキストを3冊購入するのみで無事に合格することができました。その後、居宅介護支援事業所でケアマネージャーとして採用してもらい、そこから高齢者福祉に携わる人生がスタートしました。資格取得してから本当に人生が変わりました。苦楽を経験しましたが、私にとっては受験勉強も自信となり乗り越えることができました。今後も何かしらの形で関わっていくだろう、そんな分野に出会えた資格取得の経験です。
yuka_caremanager (20代女性) 2008年7月-10月