毎年、夏に筆記試験が行われます。第一種が2日間、第二種が1日で終わります。大昔は記述式で大変難しい資格と言われていましたが、2001年に改訂され、マーク式になりました。受験資格は18歳以上で、学歴など何も縛りがありません。第二種は密閉放射性物質しか取り扱えず、取るに足らない資格となっている為、第一種をいずれは受験されると思います。合格率は15%前後にしているのですが、福島原発の事故により原子力関連に就く人の減少などから受験者数が減っています。また合格率も上がっていて、問題が簡単になっている傾向があると指摘されています。私が受験したころには出版社の主催する講義があるくらい、難儀な試験でした。筆記試験をパスするとアイソトープ協会が主催する実技講習を申し込みます。この実技試験に合格しないと免状は配布されません。実技講習の内容は、第一種の場合、月〜金の1週間、アイソトープ協会に通います。実験と実験レポートの提出が主になりますが、再レポートもありますので気が抜けません。最終日には修了試験15問があります。6割以上で合格ですが、9問以上の正答はかなりのプレッシャーがあります。
バタフライ (40代男性) 2001年3月