私が、法学検定について知ったのは、30歳を過ぎた時でした。その時は、それ程意識していなかったのですが、公務員に転職を考えていく中で、この試験は役に立つと考え、2003年に2級の試験を受験しました。この時の受験対策は、主に公務員試験の為に用意した基本書と問題集をメインにして取り組んだのですが、結果は55点満点中31点以上が合格だったのに対し、私は27点で不合格でした。後で解答した問題全問を見直すと、正解してもおかしくない問題を落としていたということが判り、次回の試験は必ず合格するという気持ちで、再受験することにしました。2004年の試験は2003年よりも早い時期に行われるので、1日の学習時間を増やし、また、問題集も公務員試験用の問題集だけでなく、法科大学院受験用の問題集も購入し、また法学検定4・3級の問題集や2級試験の過去問集も購入して、以前よりも強化した学習を行う事にしました。問題集に取り組むときは、正解・不正解に拘らず解説を読み、基本書・判例集・六法の該当箇所にはマーカーで線を引いたり、書き込みを入れるなどして自分のものにしていきました。そして法学検定4級の問題集は1日で終了し、他の問題集については何度も繰り返して解いていき、穴を無くす様にしました。また、今迄受験した公務員試験の模試も総ざらいして、これも自分のものにしていきました。本試験では、1問当たり3分も時間がかけられないので、手早く正解を出せる様に心がけました。そして本試験の時は落ち着いて解答できたので、かなりの手応えを感じました。6月に結果発表が行われたのですが、私は合格でした。この試験に取り組んで良かったのは、公務員試験をはじめ、他の資格試験に取り組んでいく自信が持てたということです。この年の公務員試験の1次試験にも合格し、更に他の資格試験にも取り組み易くなりました。的確な学習法を確立し、それを最後まで信じて実行したことが合格に繋がったのだと思います。受験料も当時は12600円だったので、合格出来て良かったと思いました。
tsubameexpress (30代男性)2004年6月