進学した大学は保育とは関係がなかったのですが、資格取得講座に保育士資格がありましたので一念発起で受講。講師は外部から招かれており、全員保育士資格取得の専門校の講師でした。保育士試験は専門の学校に行っている学生とは違い、1次試験は学科試験、全科目を合格すると実技の2次試験へ進むことができます。大学1年生で初保育士試験に挑戦したのですが、残念ながら2次には届かず…1次試験には2教科で1科目と括られているものもあるので実はかなり厄介なのです!特に私は精神保健がどうにも苦手で(回答の選択項目の微妙な言い回しを解読するのが大変でした)2年連続で落としてしまっていました。1次で合格した科目は3年間免除を受けられますが、3年目にまた残念な結果になって始めから仕切り直しになることが嫌でしたので、毎年すべての科目を受験しました。気持ち的にも「この科目は合格しているからリラックスして受けられる」といった感じで、意外に高得点が取れました。改めて免除期間も伸びますしお勧めです。3度目の正直で受けた1次試験は残り1科目でしたがこれまでの過去問を4回は解き、答えはテキストにすべて載っているという事も講師から散々教えてもらったので余計な参考書を買う事もなくとにかくテキストを読み込んで落ち着いて試験に臨みました。3年目の貫禄でしょうか(笑)それなりの手応えもあり、見事1次突破。早速2次試験の準備へ入りました。2次は「絵画・読み聞かせ・歌」のうち2つを選択。私は読み聞かせと歌を選び、講師の勤める専門学校へ出向き受講。先に述べますが実技講座は必ず受けておいたほうがいいです。自分で良かれと思っていた演出が第3者には全く違う感覚で捉えられてしまう事があります。講師が適切に指導してくれるので、受講をお勧めします。そうして迎えた2次本番。読み聞かせ・歌共に審査員は3名。審査員が子どもだと思うようにすると自然に笑顔になれました。読み聞かせは一部ミスしましたが笑顔を絶やさずすかさずアドリブで回避。審査員も用紙に何か書かれましたがそんなの気にしている場合ではありませんでした。さて、その後届いた合格通知には自信のあった歌よりもミスした読み聞かせの方が点数がよかったという不思議な現象がありましたが、きっと笑顔を絶やさず止まらなかった事が勝因だったのかな。今回の私の体験談が皆様の力となれますように。
たかちゃん (20代女性) 平成23年8月