私はフードスペシャリストの資格を取るために短期大学に入学しました。短期大学では、食品に関しての幅広い知識や調理実習など2年間で充実した勉強が出来ました。その中で特に思い出に残っているのが実地講習です。集団給食の現場での実習で、資格を取得するために必須のものです。私が選んだ実習場所は、学校内に調理場のある学校給食でした。500食以上の給食を作る作業は本当に重労働でした。また、衛生面にも気を使い、栄養面でも偏りのないように工夫をして、コスト面でも1食200円(だったと記憶しています)に収めるなど決まり事も多く、毎日クタクタになるまで頑張りました。そんな大変な実習の中で唯一の楽しみは生徒たちと一緒に給食を食べることでした。毎回「今日も美味しい給食をありがとうございました。」と言ってもらえて、本当に嬉しかったっです。
栄養士のおばさん (50代女性) 1982年5月