「医師になるのは大変」と思っておられる方が多いと思いますが、医師国家試験に限れば、合格率は7,8割と比較的高いのです。 むしろ医学部に入るのがまず大変ですし、またどこの大学に入るかによっても国家試験の合格率が変わってきます。 偏差値の高い大学が国家試験の合格率も高いとは限りませんし、偏差値の低い大学は国家試験に受かりそうにない学生は受けさせないようにして合格率を操作しているという噂もあります。 でも、基本的には中堅どころ以上の大学出身であれば高い確率で合格は望めますので、医学部の受験においては国家試験の合格率にはこだわらなくて良いでしょう。 国家試験はほぼ全ての医療分野から広く浅く出題されますし、人としての人間性を問うような出題もありますので、社会的な常識の感覚も必要となります。 国家試験の勉強の時期は卒業試験の時期と重なるため、要領よく勉強しないといけません。 実際、卒業試験で上位だった学生が国家試験に落ちたというケースもあります。 医学部を卒業してもそれだけでは何の資格にもなりませんし、バイト代にも無資格でできる仕事しかできませんので、国家試験浪人には極力なりたくないものですよね。 「卒業試験はギリギリの成績で構わない」と割り切って勉強するのも手でしょう。
スコッティ (40代女性) 1993年