司法試験記事一覧
最難関の国家試験の一つとして数えられる司法試験ですが、旧司法試験が完全廃止された今、新司法試験の合格率はそれに比べてだいぶと容易なものになっています。とはいえ、制度成立当初の合格率は維持されておらず、結局はかなりの習熟度が要求されるものでもあります。そして、現段階でも制度は微妙に変化しており、現段階では短答試験として課される科目は、憲法・民法・刑法の三科目だけに限定されています。全体における配点比...
新司法試験のうち、配点比率の大きい、民事論文試験について述べます。受験システムに微妙な変化があり、現在では大問ごとに時間が区切られています。その結果、受験生としては、手を出せなくなる設問が存在することはなくなりましたが、対して、一つの設問に対して、例えば二時間を費やすということはできなくなってしまいました。その結果、迅速な処理を要するために、答案構成のアウトプットに慣れておく必要があります。例えば...
司法試験の論文試験のうち、比較的王道の内容が問われるのが刑事論文試験です。刑法分野に関して言えば、例えば正当防衛であるとか、平成20年以降の重要判例が出されている部分が何度も問われていますし、その際には、常に判例を意識した事例設定がされています。また、問題となる罪責も、強盗、横領等、主流なものが中心として出されています。結果として、受験生が全く見当もつかない、ということはなくなっているのですが、だ...
偶然に法学部に在学していたので、将来的に司法試験を目指すとっかかりとして、二回生の頃に受験をして合格しました。結果的に、司法試験の科目とは違うものがあって(不動産登記法、商業登記法など)、余計な努力を要してしまったのが苦い思い出ですが、それでも法律の基本科目に触れることはできましたし、やはり国家試験をパスしたという自信にもつながったという点においては評価したく思います。バイトとの両立の中、勉強は少...