鋳鋼溶解作業 金属溶解職種
金属溶解職種 鋳鋼溶解作業 は、JAVADAの技能検定のひとつです。
JAVADAの技能検定とは、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」で、JAVADA 中央職業能力開発協会が試験問題の作成を行い、各都道府県で試験が実施されています。
そもそも金属は溶解炉で溶解するものです。溶解に使う鋳造用溶解炉には、鋳鉄用、鋳鋼用、銅、アルミニウムその他の非鉄合金溶解用というように、分けられています。
一言で溶解炉といっても、いずれの炉も溶解条件の違いがあります。溶解金属の性質の違いもあります。ですから炉の構造や熱源はそれぞれに適したものが使われていますから、目的のの製品を作り出すには、最適の炉が使用することになります。
燃料の燃焼による燃焼炉には、キュポラ、るつぼ炉、反射炉、平炉、そして、電力を熱源とする電気炉には、アーク炉、誘導炉及び抵抗炉があります。
「金属溶解職種」の「鋳鋼溶解作業」という技能検定は、この鋳鋼アーク炉や鋳鋼誘導炉の溶解作業に必要な技能・知識を対象としてます。
内容
- 装入材料の配合、操炉、炉前試験、誘導炉及びとりべの築炉及び補修、溶解作業記録の作成に関する技能・知識
- 金属溶解炉一般、品質管理、材料試験、機械工作法、製図、電気、安全衛生に関する知識
1級
- 溶解計画の作成（鋼の種類、品質及び溶解量に応じた操業条件の決定、溶解時間の見積り）
- 鋼の顕微鏡組織の判定ができるレベル
2級
- 溶解計画の作成（鋼の種類、品質及び溶解量に応じた操業条件の決定、溶解時間の見積り）
- 鋼の顕微鏡組織の判定
を含まない
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